医療情報技師の試験は以下の3分野について行われます。
「情報処理技術」「医学・医療」「医療情報システム」
この全ての分野に合格すると、医療情報技師として認定されます。医療系国家資格を持っている方は「医学・医療」の試験が免除、情報処理技術者(初級シスアドを除く)や技術士などを持っている方は「情報処理技術」の試験が免除されます。
※ 2007年度試験より科目別資格免除が廃止されます。
初年度は学会に申し込んでテキストを購入していましたが、その後テキストが市販されるようになりました。講習会ではこの公式テキストに沿って講義を行います。なお講習会は受講しなくても試験を受けることができます。
私は臨床工学技士の免許を持っていたので「医学・医療」は免除でした。よって「情報処理技術」と「医療情報システム」の試験対策について書きます。
試験全般について
記述(非マークシート)ですが、全問題が選択方式でした。
「1~5の中から解答を選べ。複数回答は1個以上選択せよ」 という形式で、正解がいくつあるかわからない問題も出題されました。
以上・・・数量・程度などを表す名詞の下に付けて、それより多いこと、また、優れていることを表す。数量を表す用法では、その基準点を含む。 つまり回答は1つでもOKだという事です。
地雷問題あり:常識的判断から外れてたり、明らかにおかしい選択肢を選択した場合、大きく減点されます。
「医療情報システム」
公式テキストをひたすら読んでください。問題は比較的簡単ですが、合格点は74点(100点満点/第1回)とやや高いため、8割取るつもりで勉強してください。それほど量は多くないので丸暗記するぐらいの気持ちで。短期間の集中勉強でも合格点は取れると思います。試験はテキスト以外からの出題もありますが、問題文をよく読み、常識的な理解・判断ができれば解けるものが多いです。
「情報処理技術」
範囲が非常に広く、公式テキストをいきなり始めると辛いかもしれません。難しいと感じるなら、まず初級シスアドや基本情報試験の対策テキスト(簡単なのが良い)を入手して、それから勉強すると入りやすいです。お薦めは「合格情報処理」という月刊雑誌(全範囲をまとめてる付録がついてる号がある)。
とにかく範囲が広いで、テキストを一通り読むだけでも多くの時間がかかってしまいます。
学会の公式発表よると、この分野の難易度は 基本情報技術者>医療情報技師>初級システムアドミニストレータ とのことです。合格点は52点(100点満点/第1回)と低めでした。
医療情報技師制度についてはこちら
2月 6, 2005 — 20:53
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