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2月 4, 2005 — 21:53
日本胸部外科学会、日本呼吸器学会、日本麻酔科学会の3学会が実施する学会認定資格です。呼吸療法に関する全般的な知識が問われます。
認定試験の受験資格は下記a~dのいずれかを満たし
a)臨床工学技士 経験2年以上
b)看護師 経験2年以上
c)准看護師 経験3年以上
d)理学療法士 経験2年以上
8月下旬~9月中旬にかけて開催される講習会を受講した者 となっています。
なおこの経験年数は常勤のみが計算されます。(非常勤、アルバイト期間は不可)
第8回の講習会テキストは416ページほどありました。
(内容、ページ数は年々増えているようですね。)
試験問題数は140問(午前70問、午後70問)で、マークシート方式です。
例年の合格率は60%前後になっています。
この呼吸療法認定士はテキスト上の知識さえあれば取得できる資格です。
しかし実際の臨床現場は教科書の様にはいかないですよね。よって
「この資格を持っている ≠ 臨床現場で呼吸療法管理の即戦力になる」なのが現実です。
また、呼吸療法認定士は学会認定資格であって、免許ではありません。だから持っているからといって、何か特別な医療行為を行えるわけではないのです。
それゆえ、「この資格は持っていても意味が無い」と言う人もいます。私もその意見はある意味正しいと思います。
この認定試験は目標、きっかけにすぎないと思います。呼吸療法について勉強を始め、合格した後はさらに向上を目指し、その知識と経験を臨床現場で生かせるようにしたいですね。
第10回呼吸療法認定士(2005年)
第11回呼吸療法認定士(2006年)
参考リンク
http://www.jaame.or.jp/koushuu/kokyu/k_index.html
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