技士会のホームページ
11月 15, 2008 — 5:26

先日、青森県臨床工学技士会のホームページが開設され、ようやく47都道府県すべての技士会でホームページが公開されるようになりました。Web管理者の皆様お疲れ様です。
HPの運営は大変。せっかく公開しても、更新しないと情報が古くなってしまいます。
「更新日:2003/7/13」のままずーーっと止まっている沖縄県臨床工学技士会のホームページ。もう5年も止まっているのか~って思ってさっき検索したら沖縄県臨床工学技士会(別館)というサイトが出てきた。別館?こっちが実質本物?情報は新しいようなので、リンク集のURLはこちらに変更しておきます。

臨床工学技士の需要は?
10月 28, 2007 — 18:51

2007年4月1日より施行された医療法改定と、2008年4月1日から実施される医療機器業公正取引協議会による医療機関における医療機器の立会いに関する基準の影響で、今年度は臨床工学技士の需要は増加しています。特に公立病院での複数人数の募集が目立ちます。臨床工学技士養成校の数も増え、新卒の学生人数も多くなっているので、競争は厳しいとは思いますが、就職や転職をするにあたって、今年がチャンスである事は間違いないです。

日本臨床工学技士会会誌 No.29(特別号)2007
4月 12, 2007 — 19:34

全118ページ
特集
平成18年度JACET AJINOMOTO Award表彰受賞論文
米国医科機械学会発表論文
第5回日本臨床工学技士教育研究会報告
医療機関等における医療機器の立会いに関する基準
透析清浄化ガイドラインVer.1.05
透析液に関するISO会議報告書
透析液水質管理基準ISO/DIS23500に関連したスウェーデン透析施設調査報告書
医療機器の安全管理に関する行政への提言、要望事項

臨工とME機器の進歩
11月 5, 2006 — 21:23

ME機器も時代と共に進歩し、操作は楽に、使いやすくなってきています。
それに伴い、臨床工学技士の仕事はやりやすくなっていくのでしょうか?
電源をONにするだけで後はオートで動いてくれるIABP、メンテナンスフリーな機器、朝の前準備が不要な透析機械室(粉や液を手動で開ける必要が無い)、自動プライミング・自動返血・自動補液、自己診断機能、・・・。
使いやすくなった。操作に特別な技術が不要になった。
色々機能が増えて便利になった。
→医師や看護師でも簡単に操作できる。臨床工学技士は不要??
なんて事も、分野によってはあるかもしれません。
今後増えていくかもしれません。
機器の修理やメンテは業者に任せる、人工呼吸器など手間がかかる一部の機器はレンタルにする。安全面やコストを考えると、その方が良いと考える人も少なくない。
ME機器や医療技術の進歩に取り残されないように、臨床工学技士も成長していかなければならないでしょう。毎日の業務をただ漫然とやっているだけでは、やがて取り残されて、衰退していくかもしれません。

バックします
9月 24, 2006 — 9:05

ウチの透析機械室にあるセントラル・溶解装置のアラームと、車(送迎バスだと思う)がバックするときの音が紛らわしい。朝なんかは機械室から遠い所で作業してる&眠いから余計に…。「警報なってる?!」って思って機械室の方に向かうと、音が遠ざかっていったり。逆に、「いつまでバックしてるんだよ…」って時には警報だったりする。まあ、すぐに判るからいいんだけど…。

匿名、HN
8月 24, 2006 — 4:48

臨床工学技士関連のネット掲示板やコミュニティは、(一部を除いて)、中傷や無責任な書込み、学校の宿題等の低レベルな質問なども多く、学術的に盛り上がる事があまりない。その最大の原因は、参加者が匿名である事だと思う。
匿名で、身元が判らないと、無責任な書込みをしたり、荒らしてもバレない。まずくなったら逃げたらいいし、他人のフリをして再参加もできる。現実(オフライン)では恥ずかしくて聞けないような事だって質問できる。そんな状況では、医療という重い責任のあるテーマでの議論は難しいだろう。
固有のハンドルネーム(インターネットやパソコン通信上で使用されるニックネームのこと、以下HN)を使用すれば、他人のフリをできない分(できる掲示板も少なくないが・・・)、多少は発言に慎重になるだろうが、それでもそれはインターネット上だけでのこと。ネット外でのプロフィールを非公開にしておけば、匿名とさほど変わらない。(中には詳細なプロフィールを公開されている方もいます)
だからといって、ネット上でむやみに本名や個人情報を公開する事は危険だ。下手をすればオフラインの場にまで悪影響が及ぶ事もある。その辺の兼ね合いが難しい。

臨床工学技士は飽和する?
8月 3, 2006 — 22:48

臨床工学技士(以下CE)を養成する大学、専門学校は毎年のように新設され、いつの間にか50校を超えてしまいました。有資格者が増えてCEという職業が有名になるのは良い事ですが、「需要と供給のバランス」の点から、必要以上に学校が乱立するのも問題です。このまま新卒者が増加していくと、臨床検査技師のように極度の就職難時代が訪れてしまいます。あるいはもう訪れようとしているのかもしれません。
2~3年ぐらい前?には医療機能評価でME機器管理が必要になった関係で、CEの需要が少し増加しました。最近では、レーザー治療機器がCE管理になった為、美容整形クリニックからの募集が発生したりもしています。
一つの施設で働けるCEの人数は限られています。大学病院や総合病院、国公立病院などの施設は、就職希望者が多いため、枠が埋まるのも早いです。業務を拡大して枠を増やす事も可能ですが、それにも限度があります。
すでに「頑張れば誰でも希望する就職ができる」ほど甘くはありません。
何処でもどんな仕事でも良いのなら、まだまだ就職率は100%に近いと思いますが・・・。

情報の公開と共有
6月 7, 2006 — 23:19

口を開けて自転車乗ってたら虫を食べれる季節になりました。今年はいっぱい雨が降るでしょうか。通勤が鬱陶しくなるけど、水不足になるよりはマシかな。水不足で透析が出来ないなんて事になったら大変だし。大量に水道水使うからねー透析は。
最近各地の技士会でも「ホームページの充実」を活動目標の一つに置いてる所が増えているようで、喜ばしいことです。ホームページなら様々な人が見てくれる。せっかく色々活動しているんだから、アピールもしとかないと損。芸術家みたいに?死後に評価が高まった…なんて事では困るw
ところで最近よく思うんだけど、各地の技士会の勉強会や、学術大会で発表された研究・発表の抄録などを、ネットでも公開してくれたら便利じゃない?そういうのは地方技士会の会誌などに掲載されるのだろうけど、他府県の会誌は通常手に入らないし。著作権とか、医学上の問題で色々難しい??
現状では各地の技士がバラバラで活動、発表していて、無駄も少なくない気がします。ネットで公開は無理だとしても、各地方技士会の本部に全都道府県技士会+日臨工の会誌が全号保存されるようにして、誰でも閲覧できるようにするとか、希望者には(日臨工会員限定、有料でもいいから)会誌を送付するとか色々考えて欲しい。勉強会やセミナーの資料・ビデオ(DVDなど)も欲しい人はいるはず。たぶん。
地方技士会の情報公開は? 2005年04月05日

臨床工学技士と医師
6月 5, 2006 — 20:57

臨床現場で勤務している臨床工学技士は、必然的に医師の影響を強く受けます。同じ病院内でも、医師によって治療方針が違うのはよくあること。時には複数の医師から異なる指示を受けて困惑する事もあるかもしれません。
医師も人間。色々な方がいます。臨床工学技士に理解のある医師もいれば、臨床検査技師と混同している医師、臨工にあまり好意を持っていない医師、笑顔で技士室に遊びに来てくれる医師など。。。 「医学書を読みに来た」とか言ってマンガを読んでたり(笑)
その医師ですが、大学の医局の関係などで、異動(違う病院に転勤する事)が結構あったりします。せっかく時間をかけて築いた信頼関係が遠ざかってしまうのは結構辛い。だから中には医師に付いて行く技士もいるようですね。(そういうケースだと給料アップする事もあるらしい)
臨床工学技士の業務に直接関係のある科の医師が変わると、最悪の場合、その業務の存続すら危うくなる事すらあります。「透析の専門医が退職→代わりの医師が見つからない→透析室縮小(廃止)」なんて話は実際に聞いたりするから。循環器内科(心臓カテーテル検査・治療)や心臓外科(人工心肺)なども、医師の人数、実力で患者数(件数)が大きく変わってきます。
臨床工学技士の業務は(も)、診療報酬、他職種スタッフ、同職種スタッフ、患者、勤務施設の方針…様々な要素に左右されます。「単に目の前の仕事を頑張っていればいい」わけでは無い。常にアンテナを張って、周りの状況を把握しておくことが大切です。

日本臨床工学技士会会誌No.26(特別号)2006
5月 7, 2006 — 9:13

今回の日臨工の会誌(会員にのみ送付される)は中々盛りだくさんでした。内容の詳細をここで紹介する事は、著作権上の問題などもあり、できませんが、目次だけ列記しておきます。
(全97ページ)
・臨床工学技士業務実態調査結果(2005年度)第一報
・改正薬事法の医療機関に対する影響
・改正薬事法のポイントと医療機関への影響
・臨床工学技士のための医療機器への安全性情報報告制度の手引き
・臨床工学技士教育制度整備に関する要項
・臨床実習指導者のための講習会
・透析液の清浄化の現状と今後の展望
・透析用血液回路の標準化に関する報告書2006
・(社)日本臨床工学技士会と災害対策
・臨床工学技士のステップアップ(進学、そして学位取得を目指して)
・医療事故と臨床工学技士賠償責任保険制度
・投稿論文(持続的血液浄化時の至適なメシル酸ナファモスタット持続投与量の検討)