続・医療情報技師の更新
6月 10, 2006 — 20:57

医療情報技師(初級)の認定は5年間有効で、更新するためには50ポイントが必要となります。以前書いたが、私の更新は2009年3月末。それまでに30ポイントを取得しなければならない。(移行措置のため20ポイントは免除)
本日の日本医療情報学会関西支部総会記念講演会が「参加費無料」、「地元開催」、「3ポイント」、「たまたま仕事休み」 …これはオトク!!という訳で参加してきました。神戸中央市民病院では医療情報技師が20人も在籍・活動しているそうだ。力を入れている所は違いますねー。
月末には神戸の日本医療情報学会春季大会に行く予定です。参加するだけで7ポイント、さらに特定の講演を聴くと1ポイント、最大10ポイント取得できます。初日だけでも最大9ポイント貰える。
これで計12ポイントとなり、残り18ポイント。結構楽勝ペースっぽい。あまり簡単すぎると今度は物足りなくなる?!来年ぐらいに実施される予定の上級医療情報技師の方が気になってきました。どれくらいの難易度になるんだろうか…っていうか、何を勉強したらいいの?

医療情報技師の更新
4月 4, 2006 — 18:40

医療情報技師の認定は5年ごとに更新される事になっています。私は初回に取ったので、今の認定は2009年3月31日まで有効だ。当然ながら(残念ながら?)更新はタダではできません。
医療情報技師育成部会のサイトによると「更新には50ポイントが必要」
これって以外と厳しくない?!移行措置として第一回認定者には20ポイントがあらかじめ与えられている。そんなわけで、私の場合は、残りの30ポイントをどうするか。ポイントは学会に参加したり、発表したり、入会したり、実務経験で取得できる。
実務経験の条件は「各部門の情報担当」などなど。「単なるユーザーは含まない」そうだ。微妙。技士部門で情報担当してますって通せばいけるような気もするけど、どうなんだろう。
確実にポイントを取るには、学会に参加するのが一番と思われる。私はこの分野で発表とかはできないので、参加だけ。ちょっとした研究会では1ポイントしかくれない。そんなわけで年1回ぐらいは医療情報学会主催の学術大会(7ポイントもらえる)に行かなければならない。06、07、08年に7ポイントずつ取って、残り2ポイント。なんとかいけそうだ。
情報工学、医学の分野は恐ろしく進歩が速いので、勉強する事は大賛成。しかし、各地の学会に行くにはお金がかかる!休みも取らないといけないし。まあ実務経験無しでも更新できるから、その点で言えば、たいした事ないような気もするケド。
続・医療情報技師の更新
医療情報技師について
医療情報技師の試験対策

医療情報技師について
1月 28, 2006 — 6:44

医療情報技師とは
「保健医療福祉専門職の一員として,医療の特質をふまえ,最適な情報処理技術にもとづき,医療情報を安全かつ有効に活用・提供することができる知識・技術および資質を有する者」
と定義され、日本医療情報学会が実施しています。
2005年11月に更新制度が導入されました。5年間50ポイントの申請にて認定が更新されます。ポイントを取得するためには医療情報学会が指定する学会研究会に参加する必要があります。移行措置として、第一回取得者には20ポイント、第二回取得者には10ポイントが付与されます。
2007年度試験より科目別資格免除が廃止されます。
平成15年度第1回能力検定試験
講習会受講者申込数 3534人
受検者総数 3521人
医療情報技師の資格認定者数 979人
検定試験合格率 27.8%
平成16年度第2回能力検定試験
受検者総数 3806人
医療情報技師の資格認定者数 1217人
資格取得率 31.98 %
平成17年度第3回能力検定試験
受検者総数 4375人
医療情報技師の資格認定者数 1648人
資格取得率 37.67 %
現在は(初級の)医療情報技師試験のみ開催
第4回は2006年8月20日(日)実施予定
上級医療情報技師試験は2007年度実施を目標
医療情報技師の試験対策
医療情報技師の更新
参考リンク
医療情報技師育成部会
医療情報技師コミュニティ
医療情報技師育成のグランドデザイン

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医療情報技師の試験対策
2月 6, 2005 — 20:53

医療情報技師の試験は以下の3分野について行われます。
「情報処理技術」「医学・医療」「医療情報システム」
この全ての分野に合格すると、医療情報技師として認定されます。医療系国家資格を持っている方は「医学・医療」の試験が免除、情報処理技術者(初級シスアドを除く)や技術士などを持っている方は「情報処理技術」の試験が免除されます。
※ 2007年度試験より科目別資格免除が廃止されます。
初年度は学会に申し込んでテキストを購入していましたが、その後テキストが市販されるようになりました。講習会ではこの公式テキストに沿って講義を行います。なお講習会は受講しなくても試験を受けることができます。
私は臨床工学技士の免許を持っていたので「医学・医療」は免除でした。よって「情報処理技術」と「医療情報システム」の試験対策について書きます。
試験全般について
記述(非マークシート)ですが、全問題が選択方式でした。
「1~5の中から解答を選べ。複数回答は1個以上選択せよ」 という形式で、正解がいくつあるかわからない問題も出題されました。
以上・・・数量・程度などを表す名詞の下に付けて、それより多いこと、また、優れていることを表す。数量を表す用法では、その基準点を含む。 つまり回答は1つでもOKだという事です。
地雷問題あり:常識的判断から外れてたり、明らかにおかしい選択肢を選択した場合、大きく減点されます。
「医療情報システム」
公式テキストをひたすら読んでください。問題は比較的簡単ですが、合格点は74点(100点満点/第1回)とやや高いため、8割取るつもりで勉強してください。それほど量は多くないので丸暗記するぐらいの気持ちで。短期間の集中勉強でも合格点は取れると思います。試験はテキスト以外からの出題もありますが、問題文をよく読み、常識的な理解・判断ができれば解けるものが多いです。
「情報処理技術」
範囲が非常に広く、公式テキストをいきなり始めると辛いかもしれません。難しいと感じるなら、まず初級シスアドや基本情報試験の対策テキスト(簡単なのが良い)を入手して、それから勉強すると入りやすいです。お薦めは「合格情報処理」という月刊雑誌(全範囲をまとめてる付録がついてる号がある)。
とにかく範囲が広いで、テキストを一通り読むだけでも多くの時間がかかってしまいます。
学会の公式発表よると、この分野の難易度は 基本情報技術者>医療情報技師>初級システムアドミニストレータ とのことです。合格点は52点(100点満点/第1回)と低めでした。
医療情報技師制度についてはこちら